明治学院大学 文学部芸術学科 芸術メディア系列のゼミです。
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段取りを立てる大切さ
みなさんこんにちは。〈うさぎ〉です。先月の1月27日(金)には、卒論の口頭試問がおこなわれました。ゼミ活動における最後の関門を全員が無事突破することができ、ほっと一安心です。しかし、このことは同時に公式なゼミでの集まりが最後であることをも意味します。それに対してわたしは、まだあまり実感が湧かないのですが、なんだか寂しい気持ちでいます。

さて、今回のブログでは、この口頭試問についてお話したいと思います。わたしたち長谷川ゼミでは、毎年公開形式での審査としてこの口頭試問がおこなわれています。この審査は、まずゼミ生が自ら執筆した卒論についての発表をします。長谷川先生から質問をいただいた場合はそれに回答し、最後に長谷川先生から講評していただく、というものです。この審査が公開形式であるために、主査の長谷川先生はもちろんのこと、まわりのゼミ生や、観に来てくださった先輩方からの視線を受けることになります。今まで自分の決めた卒論に関するテーマや進捗に関する発表は毎月のように経験してきましたが、口頭試問はそれらのどの場面よりも緊張するものでした。自分の執筆した卒論を可もなく不可もなく振り返ることは、「自分で」書いたものだからこそ難しくもありました。

わたしは、「雑誌『FOOL’S MATE』における「ヴィジュアル系」イメージの成立と変遷??Xから名古屋系、ゴールデンボンバーまで」という題をつけ、「ヴィジュアル系」を題材とした卒論を執筆しました。口頭試問の準備にあたり、提出した自分の卒論を読み返すと、卒論に対する不足点が見えたとともに成長できた点も発見することが出来ました。

さきほど述べた毎月の発表では、自分たちの卒論のテーマに関する先行研究で明らかになっていることを調べ、それをもとに自分自身で「問い」に繋がる疑問点を洗い出す、という作業をおこなっていました。わたしは過去の自分の発表を振り返ると、この作業を適切におこなうことが出来ていたとは言えません。卒論の題材として扱う以上、これまでのような「ファン」という立場から抜け出して、「ヴィジュアル系」を客観的に見つめ直す必要がありました。しかし、わたしはさまざまなアーティストのプロモーションビデオを見て主観的な類型をしたり、まったく関係のないことと関連づけて共通点を挙げてみたりと、的はずれなことを続けて時間を浪費していました。

そのことを長谷川先生から指摘され、先行研究への取り組み方を自身の議論に結びつくようなものに改めました。基本となる知識をひとつひとつ身につけたおかげで、「的はずれ」な知識が活きる場面もありました。たとえば、1990年代当時は暴走族をはじめとして「不良」という存在が外見だけで判断されるという風潮がありました。当時の「ヴィジュアル系」のアーティストは、髪を逆立て色鮮やかな衣装を身にまとい、「鬼メイク」と呼ばれる派手な化粧をほどこしていました。そのため、暴走族などと同様のものと見なされ、「不良」というイメージが持たれていたようでした。これは1990年代の社会的な風潮と結びついているため、「ヴィジュアル系」全体に共通するものとは言えません。発表のなかでは、現在活動するアーティストを含めた全てに言えることだと主観的に述べていた点で安易でした。しかし、このような「ファン」としての感覚をもとに探り進めていったことは、先に述べた当時の風潮を知る手がかりのひとつになったので、無駄ではなかったと思います。

ただ、アーティストに比重を置いて勉強を進めてしまったことで、自分の卒論において重要な観点であるジェンダー論についての勉強やファンとはどういうものかということへの理解が不十分になってしまいました。ゼミでの1年間で、もっと時間の使い方を考えて過ごすべきだったと思います。このように思うのは、ゼミ生全員でおこなったプロジェクト活動の経験があるからです。そこでは、全体のスケジュールを考えてから実行までの段取りを立てるという手順がありました。この取り組み方を身につけたからこそ、ゼミ生としての1年間の段取りを自分自身で立てるということが必要だったのだとわかりました。

今後もなにかに取り組むときは、ゼミで学んだ、「全体を見通すことの大切さ」と卒論での反省点を活かしていけると考えています。そして、残りの大学生活を有意義に過ごしたいと思います。このブログひとつとってみても、日々気づくことがたくさんあります。ちなみに社会に出るまでの残された2ヶ月間は、「思う存分ヴィジュアル系のライブに参加する」ことと、いままで日本から出たことがないので「海外に行って知らないものに触れる」ことをしよう!と決めています。

次回の担当は、〈ミルクティー〉さんです、お楽しみに!!
posted by 長谷川ゼミ | 14:38 | 長谷川ゼミ(2016) | - | - |
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