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明治学院大学 文学部芸術学科 芸術メディア系列のゼミです。週報を書いてゆきます。
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先日は成人式でしたね。気付けば成人式を迎えてからもう2年が経ち、学生を卒業する日も近づいたと同時に、社会人となる日も近づいてきました。成人式を迎えた時とはまた少し違う、大人になる感覚がします。第34回の週報は<けーたん>がお送りします。
1月11(水)のゼミは卒論提出後初めての、そして口頭試問前の最後のゼミでした。これをもって、授業としての2011年度ゼミは終わりです。教室に入ると昨年末の卒論提出直前の緊迫した雰囲気とは一転し、各自が考えてきたゼミの卒業旅行先を黒板に書き出し、わいわいと賑やかな雰囲気でした。
私は旅行が大好きということで〈松〉と共に卒業旅行担当に就任しました。早速ゼミが終わった後にはみんなが挙げたプランを元に旅行会社に行き、2月18日〜20日に鹿児島と種子島に卒業旅行に行くことが決まりました。旅行先を挙げているときのわいわいとした様子を見て、私たちが中心になりみんなでプランの詳細を立てて、楽しい旅行にしたいと思いました。
しかし、卒業旅行を楽しく迎える前に最後の課題があります。今週のゼミでは1月24日(火)に行われる口頭試問についての詳細を確認しました。
口頭試問では、1人15分の持ち時間の中で5分~7分の間、提出した卒業論文の概要について発表します。初めて聞く人にも、自分が書いた卒業論文の全体像が分かるように、限られた時間でポイントを押さえて発表することが重要になります。
この詳細を聞いて、改めて身が引き締まると同時に、昨年2011年度ゼミ生が初めて集合した際に同席した先輩の口頭試問の光景を思い出しました。それがどういう論文なのか、どういうことが分かって、どんなことが不足して、今後どのようなことをしなければいけないのかということなどポイントを押さえて発表していました。緊張感が漂う中、初めて先輩方の卒論について聞いた私でも、自分の言葉ではっきりとどのような卒論なのかを話している様子は強く印象に残っていて、各自がどのような論文を書いたのかもよく覚えています。
新ゼミ生となる後輩にそのように感じてもらうためにも、この限られた時間の発表のためにも、きちんとした発表には周到な準備が必要です。ポイントを押さえ、卒論を通して分かったことだけでなく、分からなかったことも踏まえて、もう一度、提出した自身の卒論を振り返る必要があります。
そのために、みんなで1月23日(月)に予行演習することを決めました。今後はまずそのために準備をしていきます。
先週の週報にもあったように、私<けーたん>も1月5日に無事、卒業論文を提出しました。私の卒論は、「カーネル・サンダース人形はどのように立っているのか― 東京都23区内悉皆調査―」と題し、日本・ケンタッキー・フライドチキン株式会社の東京都23区内にある全89店舗を周り、日本の店舗にしか無いカーネル・サンダース人形が、どのように立っているのかを、実際に自分の足を使って調査しました。(*1)
このテーマに決定するまで、論文を通してどういうことを書きたいのかを考えるのに時間がかかってしまったため、1週間で89店舗回りきるという課題を自身に課しました。「ここでこの電車を使った方が効率良く回れるのではないか」と路線図を常に横に置きながら考えて回りましたが、朝から晩まで1日中歩き回ってやっと20店舗といった具合でなかなか回れないことにかなり苦労しました。
年末は東京都23区内にあるケンタッキー・フライドチキン89店舗を区別にまとめ、人形の周りにはどういうものがあって、人形がどうやって街に立っているのかを知るための周辺地図を書き、写真を整理する作業に追われていました。
歩き回るのに比べて体力の消耗が少ない机上の作業の方が店舗を周ることに比べたらすぐに終わるだろうと思っていましたが、89店舗の量は膨大で、写真のサイズを合わせたり、地図が1枚抜けていたりと思ったよりスムーズに作業は進みませんでした。しかし、なんのために今まで話し合いを何度も重ねたり店舗を回ったりしてきたのかと、再度自身を奮い立たせながら作業を進め、論文を提出することが出来ました。
先日友人に久々に会った際に、卒業論文のテーマを尋ねられました。5月に行った初めての発表の際、卒論のテーマとして考えていたものは「ギャップ戦隊かわいい南武線」でした。(*2)このことを友人は知っていたため、「カーネル・サンダース人形」になったという変化に驚いていました。今回は「ギャップ」や「南武線」については調べられませんでしたが、その後「ゆるキャラ」(*3)が気になっていったのも、キッチュ的要素(*4)など、どこか自分が気になることには「カーネル・サンダース人形」にも通じるものがあるように感じたので、劇的に変わってしまったと思いませんでした。
この卒業論文1冊には、実際に見て回った「カーネル・サンダース人形」のことだけではなく、発表して自分の中にあるものを吐き出したり、意見を貰ったり、意見を出すことでまた自分自身にもそれが振り返ってきたりと、ゼミで学んだ1年間が詰まっています。それと同時に、ゼミで考えた切実なものというのは、自分自身の人生にも関わっていて、卒論に費やした1年よりもそれ以上の価値のある1冊なのだと改めて感じました。
ゼミ後には借りていた先輩方の卒論をお返ししました。2009年度生の赤いファイル、2010年度生の青いファイルと並ぶ中、次は私たち2011年度生の卒論の入った緑のファイルが並ぶのかと思うと感慨深かったです。
学生最後の課題である口頭試問に対してしっかりと向き合い、赤・青・緑と卒論を並べたいと思います。
卒業する日が近づいてきましたが、引き続き週報や、卒論の振り返りレポートなどホームページを存分に使っていきたいと考えています。
卒論についての振り返りレポートは、ゼミHPのWorksにて2月中にアップロードすることが決まりました。ゼミが始まってからの1年をいくつかに分けて、ゼミで行ったことを通じて何を考えたか、卒論のテーマについてその時どのようなことを考えていたのかを各自振り返ります。こちらはデザインや書き方が決まりましたので、口頭試問が終わり次第取り掛かり、みなさんに読んでもらえるように取り組んでいきます。
完成しましたら、週報にてお知らせいたします。ゼミ生の変化を見ていただけると思いますので、卒業するまでのあと2か月よろしくお願いします。
今週のゼミのツイッターは、「今年の抱負」がテーマになっています。もう鏡開きも終わってしまいましたが、卒業という大きな節目を迎える中、ゼミ生はどんな抱負を抱いているのでしょうか。こちらもまだまだつぶやいていきますので是非ご覧ください。
https://twitter.com/#!/hajime_semi
次回の週報は<きーにゃん>がお送りします。ではまた!
*1 現在では、アジア各国にケンタッキーが出来る際に、日本のスタッフが立像を持ち込んだことから、アジアの一部店舗にも設置されています。
*2 「ギャップ」「戦隊ヒーロー」「かわいい」「南武線」の4つが気になっており、それぞれを発表したが、私がその4つのテーマを気になるのはどこかつながりがあるからだということで、くっつけてこの呼び方をしていた。
*3 ゆるいマスコットキャラクターを略したもの。
*4 まがいもの。俗悪的な物。
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